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年齢や身体の状況など先々を見通して、新居購入と大規模リフォームを決意

長年、分譲マンションにお住まいだったT様。これから重ねてゆく年齢やお身体の状況に合わせて、より安心・安全に暮らせる新居への引っ越しを決意されました。最大のきっかけは、エレベーターから住戸までの長い廊下やスロープの急勾配、室内の段差など、生活動線の不便さを感じられていたためです。現在は奥様が歩行に杖を要し、将来的には車椅子生活も想定して、住まいの早期バリアフリー対策を選択されたといいます。

当初は戸建新築も視野に入れながらめぐり合ったのが、TC神鋼不動産の仲介グループが扱う築18年のマンションの一室です。さっそくリフォームグループと連携して、購入と大規模リフォームの段取りが急ピッチで進みました。前マンションの売却も仲介グループが遂行し、「引っ越し当日に売れたと聞き、これは縁起がいいねと（笑）」とご主人。

珪藻土とヒノキの自然素材に包まれ、 動きやすく気持ちよく暮らせる空間に

T様にとって前のマンションは、不便な点はあったものの部屋の内装は気に入っていたそうです。そこでリフォームグループ担当者はお宅にお邪魔して、内装の再現プランを検討する作業からスタート。ご要望プラスαの快適性を実現する立案を心がけました。浴室、トイレなど総入れ替えした水廻り設備のうち、特にキッチンはI型からL型へと移設。ダイニングとの仕切りがなくなり、広々としたLDKになりました。奥様がキッチンで家事をするときは、キャスター付の椅子を利用されているので、スムーズに移動できるのもポイントです。

調湿性に優れ防臭効果も期待できる珪藻土と腰板をあしらった壁面は、前マンションと同じ様式です。ご夫妻がお互いの健康に気遣われているご様子に、腰板にヒノキを用いることを提案したところ、快く賛同していただきました。玄関を開けた途端、清々しい香りに包まれ、「主人はもともとアレルギー体質ですが、あまり咳をしなくなりました。訪ねて来た娘も『毎日森林浴してるみたい』と羨ましがっています」と奥様。また、引き戸や水廻り設備の扉類はメープル材の明るい色合いにする一方、フローリングはメリハリをつけてシックなブラウンに。「汚れが目立たない色」の相乗効果も兼ねています。

「段差はほとんどなく、手すりも設置したので、歩きやすく安心です」「前の家の雰囲気と似ているので、違和感なく気持ちよく暮らせています」とT様は笑顔で声をそろえます。今秋金婚式を迎える仲睦まじいご夫妻は、自慢の新居にお孫さんたちが遊びに来る日を心待ちにされているそうです。